ルール担当:東京大学  2006 7/7  Ver 1.0


1.競技場


(1) 競技場は,3600 mm × 8000 mm の長方形に収まる大きさである. 


(2) 競技場の床材は,「長尺ビニール床シート(厚さ 2mm)〜ロンシール工業(株)のロンリウム」

   を使用する.


(3) 競技場は,主に「グラウンド」,「ベンチ」からなり,「グラウンド」は,「ピッチ」,

   「ペナルティエリア」,「ワールドカップエリア」,「ゴール」の4つに,「ベンチ」は,

   「手動マシンスタートゾーン」,「自動マシンスタートゾーン」,「こけし待機ゾーン」,

   「ボール置き場」の4つにそれぞれ分かれている.


(4) 競技中,競技場内にはチームメンバーは入ることができない.

   (例外的に,セッティング,リトライ時は入ってもよい.)


(5) 「グラウンド」


  a.「グラウンド」は,3000mm × 7000mm と 500mm × 1000mm の長方形 を合わせたものである.


  b. 「グラウンド」は,自動マシン,手動マシンのどちらも動作でき,500mm × 500mm の格子

   状のライン(幅30mm)が「グラウンド」全体にガイドラインとして描かれてている.


  c. 赤青それぞれの「ペナルティエリア」は,1250mm × 2000mm の長方形で,「グラウンド」

   の短辺に内接している.


  d. 「ペナルティエリア」には各チームの「ゴール」が接している.「ゴール」は 500mm × 

   1000mm × 高さ300mm の直方体で,サッカーゴールの上面がない形のものとする.詳細は図

   面を参照すること.


  e. 「ペナルティエリア」には,上空も含めて,その色のチームのマシンだけが入ることができ

   る.「ゴール」には,上空も含めてどのマシンも入ることはできない.


  f. 「ワールドカップエリア」は,「グラウンド」中央に位置し,500mm × 500mm の正方形

   とする.「ワールドカップエリア」には,「ワールドカップ」と 2つの「Vボール」が設置

   される.ボールの配置や設置法などについての詳細は図面を参照すること.


   g. 「ワールドカップエリア」には,「ワールドカップエリア進入の条件」を満たしたチームの

   マシンのみが上空も含めて進入する事ができる.条件を満たしていないチームのマシンは,

   上空も含め「ワールドカップエリア」に,進入することは出来ない.

   条件の詳細は,「5.競技」の項を参照すること.


   h. 「ワールドカップ」は「MFこけし胴」と同一の形状である.色は黄色である


     i. 「ピッチ」は,「グラウンド」内の「ペナルティエリア」,「ゴール」,「ワールドカップ

     エリア」を除いた領域である.  


     j. 「ピッチ」は,図面に示されているように,黒いビニールテープの線で2つの領域に分けら

        れている.赤チームの「ベンチ」に接している方を赤チームの「ピッチ」とする.青チーム

        についても同様.詳細は図面を参照すること.  


    k. 「ピッチ」内では,マシンはチームの色に関係なく,赤と青の2つの領域を自由に行き来す

     ることができる.


   l. 「ピッチ」内には,「MF(ミッドフィルダー)こけし胴」,「FW(フォワード)こけし胴A,B」,

    「DF(ディフェンダー)こけし胴ベース」が設置されている.全ての「こけし胴」は,赤・青

     チームの区別ができる.「こけし胴」が置かれている場所,及び置かれる予定の場所には,

        自動マシンの位置決めのガイドとして十字に白線が引かれている.詳細は図面を参照する

        こと.


   m. 全ての「こけし胴」には「こけし頭」を乗せることができる.「こけし頭」は,赤・青チー

    ムの区別ができるようになっているが,FW/MF/DFの区別はない.


   n. 「MFこけし胴」は,それぞれのチームに4つずつ与えられる.これは「ピッチ」に固定され

    ていて,動かすことはできない.形状についての詳細は図面を参照すること.


   o. 「FWこけし胴」は,それぞれのチームに2つずつ与えられる.(FWこけし胴A,Bとする.)

    これは,競技開始時に「ピッチ」内の所定の位置に設置される.「FWこけし胴A」は競技開始

    後に自動マシンで動かすことができるが,「FWこけし胴B」は「ピッチ」に固定され,動かす

    ことはできない.


   p. 競技開始後に「FWこけし胴A」が相手MFライン(相手「ゴール」に近い方)上の所定の位置に 

    置かれて,さらにその上に「こけし頭」が乗せられた場合,そのチームは相手「ゴール」に

    「ボール」を入れる権利を得る.所定の位置に置かれていない場合は,相手「ゴール」に

    「ボール」を入れることはできない.


    q. p に書かれた「所定の位置」を「攻撃起点」と呼ぶ.これは l に書かれた十字の白線の交差

    にする部分(30mm × 30mm の正方形)のことを指す.位置についての詳細は図面を参照する

    こと.


   r. 「DFこけし胴ベース」は,それぞれのチームに4つずつ与えられる.これは「ピッチ」に両面

    テープで固定されたマジックテープ(雄)で,剥がすことはできない.「DFこけし胴」の底

    面にはマジックテープ(雌)が貼られていて,「DFこけし胴ベース」に立てることができる.   


   s. 「DFこけし胴」は,それぞれのチームに4つずつ与えられる.これは,競技開始前に自動マ

    シンに搭載できる.


(6) 「ベンチ」


   a. 「ベンチ」は,赤青それぞれ 300mm × 3500mm の長方形であり,「グラウンド」の長辺に

    接していて,赤と青のベンチはグラウンドをはさんで対角に位置している.


   b. 各チームの「ベンチ」には,その色のチームのマシンだけが入ることができる.


   c. 「ベンチ」には,「グラウンド」のコーナー側から順に,「こけし待機ゾーン」,「手動マ

    シンスタートゾーン」,「自動マシンスタートゾーン」,「ボール置き場」が並んでいる.

    詳細は図面を参照すること.


  d. 「こけし待機ゾーン」には,赤青それぞれ16個の「こけし頭」が設置されており,競技場の

   外にボールが転がり出ないように,高さ 100mm の板で囲まれている.また,「こけし頭」が

   転がらないように,16個の穴「こけし頭設置穴」があいた 300mm × 300mm × 厚さ 2mm の

   MDF合板を設置する.詳細は図面を参照すること.


  e. 「ボール置き場」には,赤青それぞれ10個の「ボール」が設置されており,「こけし待機ゾ

   −ン」と同様に高さ 100mm の板で囲まれている.また,ボールが転がらないように,16個の

   穴「ボール設置穴」があいた 300mm × 180mm × 厚さ 2mm のMDFボードを設置する.詳細は

   図面を参照すること.

  

   f. 「自動マシンスタートゾーン」は,300mm × 300mm の正方形.


   g. 「手動マシンスタートゾーン」は,300mm × 300mm の正方形.



2.チーム構成


   a.  3名以上で構成することを推奨. ただし,競技の際,ピットから競技場に出てきて操縦,

       リトライなどの作業を行なうことができるのは3人までとする.


   b.  操縦できるのは1人だけである.


   c.  a で書いた競技場に入れる3名の他に,手動マシンのケーブルを持つ係を1名加えることが

       できる.



3.マシン


各チームは,下記に規定する手動マシンと自動マシンのどちらか,もしくは両方をを手作りで製作

し,大会に参加する.手動マシンは1台のみ.自動マシンは何台でも良い.

 

(1) 「手動マシン」


  a. 手動マシンとは,コントロールボックスを介して,有線もしくは無線操縦されるマシンで

   ある.


  b. 競技開始後,「スタート」時,および「リトライ」時を除いてメンバーはコントロールボッ

   クスを除いて自チームの手動マシンに触れることはできない.


  c. 手動マシンは,「ピッチ」,自チームの「ベンチ」,自チームの「ペナルティエリア」にだ

   け接地・進入することができ,それ以外の場所は,上空も含めて侵入することはできない.


  d. 手動マシンは,相手チームの「MF/FWこけし胴」に乗っている相手チームの「こけし頭」を,

   何らかの操作によって乗っていない状態にすることはできない.


  e. 手動マシンは自動マシンに触れることはできない.ただし,自チームの色の「ピッチ」内に

   いる相手チームの自動マシンには触っても良い.


 f. 手動マシンは,「FWこけし胴A」,「DFこけし胴」を動かしてはならない.


  g. 競技開始後,1回だけ「リトライ」ができる.


(2) 「自動マシン」


  a. 自動マシンとは,スタート時にチームメンバーがスイッチで起動する以外,外部からいっさ

   いの操作を受けずに自律的に動作するマシンである.


  b. 競技開始前に,合計で4つ以内の「DFこけし胴」を搭載することができる.


  c. 競技開始前に,「ベンチ」内の「ボール置き場」から,任意の個数の「ボール」を取って

   搭載することができる.(従って,最大10個まで.)


  d. 自動マシンは,「ピッチ」,自チームの「ペナルティエリア」,自チームの「ベンチ」にだ

   け接地・進入することができ,それ以外の場所は,上空も含めて侵入することはできない.


  e. 競技開始後,「スタート」時,および「リトライ」時を除いてメンバーは自チームの自動マ

   シンに触れることはできない.


  f. 競技開始後,1回だけ「リトライ」ができる.


  g. 自動マシンは,相手チームの「MF/FWこけし胴」に乗っている相手チームの「こけし頭」及び

   「ボール」を,何らかの操作によって乗っていない状態にすることはできない.


   h. 自動マシンは「FWこけし胴A」を動かすことができる.


   i. 自動マシンは,競技開始後いつスタートしてもよい.



(3) 「電源」


  a. 競技中に使用する全てのマシンのエネルギー源は,各チームで用意すること.


  b. マシンが利用する電源の電圧は,DC15V以下とする.


(4) 「重さ」


  a. 手動マシン,自動マシンそれぞれの重量は5kg以下とする.


  b. 全重量には,エネルギー源,コントロールボックス,ケーブル,など,マシンに付属する

   一切の部品の重量が含まれる.ただし,機体からコントローラが取り外せる場合は,コン

   トローラの重量はマシン重量には含まれない.


(5) 「サイズ」


  a. 手動マシン,自動マシンは,スタート開始時に,それぞれ 300mm × 300mm × 高さ300mm 

   の直方体に収まること.この大きさには,あらかじめ搭載する「DFこけし胴」及び「ボール」

   は含まれない.機体からコントローラが取り外せない場合は,コントローラも含めて上記の

   直方体に収まらねばならない.


  b. 手動マシン,自動マシンは,競技が始まりスタートゾーンを出た後は,自由に変形できる.

   ただし,分離は認めない.単にひもでつながっているなど,実質的に分離しているものも

   認められない.(分離かどうかは審判の判断による.)



4.こけしとボール


(1) 「こけし頭」は,直径40mm ,重さ2.7g (公称値)のオレンジ色の卓球の球である.それぞれ

のチームの色で顔がかかれている.


(2) 「FWこけし胴/MFこけし胴」は,長さ98mm,外径32mm ,肉厚3mm,の塩ビパイプである.パイ

   プの下側の端面には,円筒が立ちやすいように一辺が60mmの正方形で厚さが2mmの木の板が接

   着されている.「FWこけし胴B」および「MFこけし胴」は,床面に両面テープで固定されてい

   るが,「FWこけし胴A」は固定されていない.


(3) 「DFこけし胴」は,長さ 98mm,外径 32mm ,肉厚 3mm の塩ビパイプの片方の端面に,両面テ

   ープでマジックテープの雌を固定したものである.重さは 50g 程度である.


(4) 「DFこけし胴ベース」は,一辺が 50mm の正方形のマジックテープの雄をロンリウム上に両面

   テープで固定したものである.


(5) 「ボール」は,直径40mm ,重さ 2.7g (公称値)の白色の卓球の球である.それぞれのチーム

の色で模様が書かれている.


(6) 「Vボール」は,直径40mm ,重さ 2.7g (公称値)の白色の卓球の球をそれぞれのチームの色

   に着色したものである.

 

(7) 詳細は,図面を参照すること.



5.競技


(1)  「競技形式」

      競技は以下の形式で行う.

       予選リーグ:いくつかの組に分かれての総当たり戦

       決勝トーナメント:予選リーグで成績の良かったチームによるトーナメント戦

      競技形式は,今後,変わる可能性がある.


(2)  「試合時間と”V(ブイ)ゴール”」


   a. 試合時間は3分.ただし,一方のチームが「Vゴール」を達成した場合は,そのチームの勝利

   が確定し,3分を待たないで試合終了とする.


   b. 「Vゴール」は,次の2つの条件を同時に満たした瞬間に成立する.

      i.「ワールドカップエリア」に進入する為の条件(→ 5.(4) 参照)を満たしていること.

      ii.自チームの「Vボール」を「ワールドカップ」に乗せること.


   c. マシンのセッティングは,セッティング開始の合図から1分以内に完了すること.


(3)  「得点」


   a. 得点は,試合終了時に確定する.


 b. 得点は,以下の通り.

      i.「こけし頭」:1点

      ii.「DFこけし胴」:2点

      iii.「FWこけし胴A」:2点

      iv.「ボール」:4点

   

   c. 「こけし頭」による得点は,自チームの「こけし頭」の一部が自チームの「FWこけし胴」,

   「MFこけし胴」,「DFこけし胴」いずれかの上端の円形の縁に接しているものを有効とする.

   「DFこけし胴」による得点は,自チームの「DFこけし胴」の下端の円形の縁全体が自チーム

   の「DFこけし胴ベース」の台の上面に接しているものを有効とする.

   「FWこけし胴A」による得点は,自チームの「FWこけし胴A」の台の一部分が「攻撃起点」上

   にあるものを有効とする.

   「ボール」による得点は,自チームまたは相手チームの「ボール」全体が相手のゴール内に

   入っているものを自チームの得点とする.

   以上の条件が満たされていても,マシンに触れている「こけし胴」,「こけし頭」,「ボー

   ル」は得点にはならない.

   これらは「ワールドカップエリアに進入する為の条件」の判定においても同様である.


(4)  「ワールドカップエリアに進入する為の条件」


   a. 「ワールドカップエリア」に上空も含めて進入するためには,「ワールドカップエリアに進

   入する為の条件」を満たしていなくてはならない.試合中に一度でも「ワールドカップエリ

   アに進入する為の条件」を満たした場合,その試合が終了するまでその条件を満たしたもの

   とされる.


   b.「ワールドカップエリアに進入する為の条件」とは以下の条件全てを満たすことである.

   i.4つの「DFこけし胴」を「DFこけし胴ベース」に乗せる.

   ii.「こけし頭」を4つの「MFこけし胴」,4つの「DFこけし胴」,2つの「FWこけし胴」全て

     に乗せる.

   iii.「FWこけし胴A」はどの位置にあっても良いものとする.



(5)  「勝敗の決定」

      

   試合の勝敗は,以下の優先順で決まる.

      

   a.「Vゴール」を達成したチームの勝ち.


  b.獲得した得点から,違反による減点を引いた得点が多いチームの勝ち.


   c. 同点の場合は,以下の優先順で決まる.

   i.「ワールドカップエリア進入の条件」を満たしている方.

   ii.「ボール」を相手の「ゴール」に,より多く入れた方.

   iii.「DFこけし胴」を,より多く「DFこけし胴ベース」に立てたほう.

   iv.「FWこけし胴」を相手「MFライン」(相手「ゴール」に近い方)上の所定の位置に置いた方.


(6)  「リトライ」


   a. 「リトライ」とは試合中にマシンを「再セッティング」し,「スタートゾーン」から「再ス

     タート」する行為の事である.


   b. 手動マシンに対する「リトライ」は自動マシンの「リトライ」とは無関係に一試合に一度だ

     け認められ,以下の手順通りに実行しなければならない.

     i. 審判に手動マシンのリトライを宣言する.

     ii. 審判により「リトライ」が許可されたら,競技フィールド外に手動マシンを運ぶ.

     iii. 相手チームの物も含め,手動マシンに搭載された全ての「ボール」,「こけし頭」,「

       Vボ ール」を手動マシンから撤去し,試合開始時の位置に戻す.ただし「ボール」につ

       いては, 他の「ボール」が配置されていない任意の「ボール設置穴」に設置する.

             

     「こけし頭」については,他の「こけし頭」が配置されていない任意の「こけし頭設置

             穴」に配置する.

     iv. 手動マシン全体を「手動マシンスタートゾーン」内に収める.

     v. 手動マシンのスタートを審判に宣言し,操作を開始する.


   c. 自動マシンに対する「リトライ」は手動マシンの「リトライ」とは無関係に一試合に一度だ

     け認められ,以下の手順通りに実行しなければならない.

     i. 審判に自動マシンの「リトライ」を宣言し,「リトライ」するマシンを一台以上指定す

       る.

     ii. 審判により「リトライ」が許可されたら,競技フィールド外に「リトライ」するマシン

             を運ぶ.

     iii. 相手チームの物も含め,「リトライ」するマシンに搭載された全ての「こけし頭」,

     「Vボール」,「FWこけし胴」をマシンから撤去し,試合開始時の位置に戻す.

      ただし「ボール」については, 機体に搭載したままにしておく.「こけし頭」については, 

      他の「こけし頭」が配置されていない任意の「こけし頭設置穴」に配置する.

      相手チームの物も含め,「リトライ」するマシンに搭載された「DFこけし胴」については,

      そのままにしておくか,撤去するか,詰め直す事ができる.ただし,他のマシンに詰め替えることはできない.

     iv. 「リトライ」する全ての自動マシンを「自動マシンスタートゾーン」内に収める.

     v. 自動マシンのスタートを審判に宣言し,自動マシンをスタートさせる.



6.違反と減点,失格


 試合中の以下の行為は違反とし,違反をしたチームには「イエローカード」1枚が与えられる.

  「イエローカード」1枚につき5点減点とし,「イエローカード」3枚で「レッドカード」1枚が

 与えられる.「レッドカード」が与えられたチームはその場で失格となる.ただし「イエローカ

 ード」及び「レッドカード」は次回以降の試合に持ち越される事はない.


(1)   自動マシンあるいは手動マシンが,相手チームの得点と認められる「MF/FWこけし胴」及び

     その「こけし頭」に対して何らかの操作を加え,得点を無効とすること.


(2)   「ワールドカップエリア進入の条件」を満たしていないにもかかわらず,自動マシンあるい

   は手動マシンが「ワールドカップエリア」に上空を含めて進入すること.ただし自動マシン

   が意図せず進入してしまったと認められる場合は違反とはされず,審判の判断により撤去を

   命じられる,この場合もリトライの権限が認められる場合,リトライすることができる.


(3)   自動マシンあるいは手動マシンが,相手チームの「ベンチ」または「ペナルティエリア」,

   どちらかのチームの「ゴール」に上空を含めて進入する行為.ただしマシンが意図せず進入

   してしまったと認められる場合は違反とはされず,審判の判断により撤去を命じられる.

   この場合もリトライの権限が認められる場合,リトライすることができる.


(4)   手動マシンが相手マシンに故意に衝突すること.


(5)   手動マシンが自動マシンに接触すること.ただし自チームの色の「ピッチ」内で相手チーム

   の自動マシンに触れても違反にはならない.


(6)   手動マシンが相手チームの色の「ピッチ」内で故意に相手チームの自動マシンまたは手動

   マシンの進路を妨害すること.


(7)   上記(1)(2)(3)(4)(5)(6)の行為を継続した場合,5秒経過するごとに,「イエローカード」

   1枚とする.また,これらの行為によって競技場内の状態が変化した場合には,審判によっ

   て,違反前の状態に強制的に戻されるものとする.


7.失格


(1)   故意に,競技場やその設備,「こけし頭」や「こけし胴」,「ボール」,「Vボール」,相

   手チームのマシンを変形,破損する行為.ただし「こけし胴」を持つなどして多少その時歪

   んだとしても,離したときに元に戻るのであれば,失格とはならない.


(2)   同じチームが,1試合のうちに2回フライングする行為.


(3)   その他,フェアプレイ精神に反する行為.


(4)   本ルールブックに違反する行為. 



8.安全性


(1)   全てのマシンは,競技者,審判,観客に危害を加えないように十分注意して製作され

   なければならない.


(2)   レーザーを使用する場合は,クラス2以下にし,競技者,審判,観客への安全に十分

   注意して使用すること.水平より上方に向けての照射は禁止する.



9.その他



10.賞


賞は以下の通り.

「HRP大賞」:斬新なアイデアを優れた技術によって実現したチームに与えられる.

「優勝」

「準優勝」

「技術賞」

「デザイン賞」

を予定.




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